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	<title>一般社団法人在日コリアン・マイノリティー人権研究センター &#187; コラム</title>
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	<description>一般社団法人在日コリアン・マイノリティー人権研究センター（KMJ）では在日コリアンの人権を考えた活動をしています。</description>
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		<title>新 年 辞 　本年も在日コリアンの人権課題にとことんこだわっていきます</title>
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		<pubDate>Tue, 03 Feb 2026 05:07:20 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[　２０２６年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。日頃よりＫＭＪの活動にご尽力・ご支援をたまわり、無事に新年を迎えることができましたことを心よりお礼申し上げます。　昨年は、戦後８０年という節目の年でした。しか [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　２０２６年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。日頃よりＫＭＪの活動にご尽力・ご支援をたまわり、無事に新年を迎えることができましたことを心よりお礼申し上げます。<br />　昨年は、戦後８０年という節目の年でした。しかしながら日本の侵略戦争にたいする謝罪や反省の言葉は政府関係者からは聞くことなく、ますます風化の道を突き進んでいるように思えます。それどころか、石破政権の後を受けて発足した高市政権は、殺傷能力のある武器輸出のための規制緩和や「国際情報局」の新設、「スパイ防止法」の制定、さらに「非核三原則」にまで手をつけようとしており、まさに『戦争をする国づくり』に邁進しています。<br />　また由々しきは、国際情勢の緊迫化と日本人の不安・不公平感を解消するという名目で、次のように外国人政策の厳格化を推し進めようとしています。①経営・管理ビザの取得要件の厳格化②在留資格の見直し・厳格化③帰化要件の厳格化④外国免許切換手続きの厳格化、社会保険制度の厳格な運用、高校無償化制度からの外国人学校および在留資格での排除⑤不動産取得の制限・管理の厳格化、です。昨年の入管法の改正で、永住資格の取り消し要件も厳格化されました。このように日本の外国人政策は戦後一貫して「管理」と「排除」であり、「煮て食おうが焼いて食おうが自由」（池上努『法的地位200の質問』1965年）という発想は何ら変わっておらず、むしろますます深刻化しています。<br />　ＫＭＪでは昨年、微力ながら個別・具体的な取り組みを行ってきました。（株）オプテージにたいして、本人確認で「特別永住者証明書」を除外していることについて、質問書を提出。本人確認書類を本人の意思によって選択できるよう要請しました。入居差別を受けたＫＭＪ会員さんの相談を受けて、不動産会社、オーナー、埼玉県にたいして要請を行いました。本件はさらにステージをすすめ、埼玉県による実態調査の実施や入居差別を禁止する条例の制定を求めていきたいと思います。ヘイトコラムを掲載した週刊新潮にたいして要望書を提出しました。しかし、その回答は不十分であり、引き続き協議していきたいと思います。他、各種セミナーを開催し、啓発活動を推進してきました。参加者数は決して多くはありませんが、心ある方々が共に学び、共感しあう場となっています。今年もひきつづき各種セミナーを充実させていきます。</p>
<p>　外国人排斥の風潮がまん延する中で、個別・具体的な取り組みはますます重要となってきますが、それを強化・補完するための法・制度の策定を引き続きもとめていかなければなりません。日本は多くの国連人権条約関係委員会から「包括的差別禁止法」や「国内人権救済機関」の設置を求められていますが、いまだに取り組もうとしません。また、管理や規制ばかりで外国人の人権や生活を保障するための法・制度（外国人基本法など）の制定は議論にもなりません。昨年の１２月１６日に日本経済団体連合会が「転換期における外国人政策のあり方」を発表し、そこで「外国人基本法」の制定を提言しました。ＫＭＪの今後の取り組みの一助となるのか検討したいと思います。そして参政権をどう獲得していくのかを、広く実効性のある議論をしていく必要があるでしょう。<br />　昨今発生している在日外国人にたいする差別問題の原点は、戦前から今に至るまで非人権的存在にされている在日コリアンです。ゆえにＫＭＪはこれからも在日コリアンの人権課題の克服に拘っていきます。その上で、心あるＫＭＪの会員様や草の根で活動している方々と連携し、現代的課題に取り組んでまいります。本年もどうぞよろしくお願いします。（理事長　呉時宗）</p>]]></content:encoded>
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		<title>ヘイトコラムにたいして新潮社に要望書（１１／４）</title>
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		<pubDate>Mon, 15 Dec 2025 05:05:11 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　新潮社が発行する『週刊新潮』（7月31日号）に掲載された高山正之氏のコラム「変見自在」が外国にルーツを持つ人々への差別にあたるとして、コラムで名指しされたコリアにルーツを持つ作家の深沢潮さんが、同社にコラムに対する見解 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　新潮社が発行する『週刊新潮』（7月31日号）に掲載された高山正之氏のコラム「変見自在」が外国にルーツを持つ人々への差別にあたるとして、コラムで名指しされたコリアにルーツを持つ作家の深沢潮さんが、同社にコラムに対する見解や謝罪を求めた問題が泥沼化している。当該コラムはそのタイトルを「創氏改名2・0」とし、外国人が日本国籍を取得する問題について持論を展開。深沢さんらの名前を挙げ、「日本も嫌い、日本人も嫌いは勝手だが、ならばせめて日本名を使うな」などと書いた。また、「外人」や「支那」という民族差別語もそのまま掲載されていた。<br />　深沢さんらの要望にたいして、新潮社からは8月12日付で批判を受けた事態について反省すると回答したが、深沢さん側は、同社がコラムの内容を「『差別的かつ人権侵害にあたる』との認識を持っていないとして、再度要望。新潮社は『差別的かつ人権侵害にあたる』というご指摘、ご批判については、真摯に受け止めており、そのような文章を掲載した責任を痛感しております」と回答した。しかし、同社としてコラムの内容のどのような点に問題があったのかなどの見解を示さなかったことから、深沢さんらは「最後まで向き合おうとしなかった」と批判。そのような姿勢に対して失望した深沢さんが、出版に関わる新潮社との契約を解消した。現在、毎週火曜日に新潮社本社前で、「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会」がスタンディングデモを行っている。<br />　深沢さんは代理人を通じて「私の気持ちが傷ついたのは、コラムが差別的で人権侵害にあたるからです。新潮社として差別や人権侵害への認識に向き合わないことに、絶望しました」とのコメントを寄せたそうだ。</p>
<p>一方、高山氏は『週刊新潮』編集部との協議の結果、同誌8月28日号（20日発売）をもってコラムを終了させた。高山氏は『月刊WiLL』10月号（ワック発行）で反論を掲載。「女流作家に屈伏した週刊新潮」とのタイトルの下、主に『朝日新聞』への批判を展開したうえで、新潮社側がコラムを「最低でも休載しろと言ってきた」が「休載でなく連載をやめると言った。新潮側はとてもうれしそうだった」と記したという。<br />　新潮社の対応が、２人の言論の場を奪うことになってしまった。しかも当該コラムの内容が何ら検証もされずにである。</p>
<p>　ＫＭＪはこの事態を重くみて、新潮社にたいして、11月4日付けで要望書を提出した。<br />　要望書では、ＫＭＪが「出版各社とは1980年代からさまざまな民族差別語・民族差別表現にたいして抗議、話し合いを重ね」「1990年代後半からは、民族差別語・民族差別表現について共同で研究・研鑽を重ね、一定の基準も創り上げ」てきたこと。「現在は信頼関係の下、当センターは研修の場を提供し、出版各社はそこで継続して学ぶ、また問題が発生すればともに解決していくという関係を築いてい」ると前置きし、当センターが本件が表沙汰になってからこれまで静観してきたのは、「貴社も含めた出版各社には」「これまでの実績があり、経験豊富な担当者もいること」「長年築き上げた当センターとの信頼関係」の下で、「必ずや当事者である深沢潮さんらの気持ちを慮り、当事者の意向に沿った解決をしていただけるものと信じていたから」と、これまで行動を起こさなかったのは、新潮社の自浄作用に期待していたからだとした。ところが、事態が泥沼化してしまったので、今回、要望書を提出するに至ったとした。今回の新潮社の対応は、「深沢さんの人間としての尊厳と、作家としての命を奪ってしまった」と指摘。高山正之氏からも言論の場を奪うことになったとした。</p>
<p>　一方で、当該コラムは「高山氏による人種差別意識にもとづいて書かれた醜悪なものであり、差別を煽動する悪質な『ヘイト』コラム」であること。その煽動に新潮社が加担したこと。また「外人」や「支那」という民族差別語がそのまま掲載されていることを指摘し「なぜこのような『ヘイト』コラムを掲載したの」かと問いかけた。<br />　そして新潮社の一連の対応は、「先人たちが長年積み重ねてきた民族差別語・民族差別表現にたいする研究・研鑽にたいして泥を塗る行為であ」ると非難し、それでも「貴社に出版社としての尊厳と自浄作用が残っているものと信じ」以下について要望した。</p>
<p>１．高山氏のコラムの内容について貴社の見解を明らかにしてください。<br />　　（当コラムの内容が、深沢さんはじめ在日コリアン・外国人にたいする人権侵害にあたるのかどうか。）<br />２．高山氏のコラムに記載されていた民族差別語にたいする貴社の見解を明らかにしてください。<br />３．高山氏のコラムが掲載された経緯を明らかにしてください。<br />　　（編集者は問題と思わなかったのかどうか、編集部内でどのような議論が行われたのか。）<br />４．貴社8月6日付け「お知らせ」で示された「人権デューデリジェンス」を具体的にどのように強化したのか、そしてこの間、どのような取り組みをしてきたのかを明ら　　<br />　　かにして下さい。<br />５．上記要望にたいする貴社の見解について、当センターとの協議の下、『週刊新潮』誌面およびホームページに掲載してください。<br />　以上について、12月1日までに文書での回答を求めた。<br />　高山氏のヘイトコラムは昨今、ますます過激化する差別・排外主義を煽るものであり、新潮社の行為はこれに加担するものである。新潮社には、このような状況にあるからこそ、被差別当事者の思いを受けとめていただきたい。そのためには、ヘイトコラムと向き合い、それをＮＯとする見解を示し、それが出されてしまった経緯を検証し、真摯に学び、二度と同じ過ちをくり返さないことを行動で示していただきたい。新潮社の出版社としての尊厳に期待する。</p>]]></content:encoded>
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		<title>待ってください。実は私は朝鮮人なんです</title>
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		<pubDate>Thu, 25 Sep 2025 01:54:42 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　１９５９年１月２０日は、齋藤博子さんにとって、忘れようとしても忘れられない日となった。福井県鯖江市で育った齋藤さんは、近くのダンス練習場で、ちょっと素敵な異性に惹かれていた。その「坂倉さん」が、突然、自分は朝鮮人である [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　１９５９年１月２０日は、齋藤博子さんにとって、忘れようとしても忘れられない日となった。福井県鯖江市で育った齋藤さんは、近くのダンス練習場で、ちょっと素敵な異性に惹かれていた。その「坂倉さん」が、突然、自分は朝鮮人であると宣言したのだ。冒頭の言葉は、その時の坂倉さんのものである。そして、坂倉さんは宣言する。「あなたをもう家に帰さない」と。<br /><br />　「私が朝鮮人だから、博子さんの両親が反対すると思うからです。絶対に反対すると思います。だから私は、博子さんを連れて逃げます」（齋藤博子『北朝鮮に嫁いで四十年　ある脱北日本人妻の手記』より）そして、坂倉さんとの生活が始まった。朝鮮人との生活は、差別にまみれ、みじめなものだった。さらに、齋藤さんの手記は続く。家を借りに行った時のことである。<br /><br />　「おばさんが出てきて、すまないが、やっぱり部屋は貸せないよ、堪忍してねと言いました。どうしてですかと聞くと、『旦那は朝鮮の人だろう』と言いました。私はどう言っていいのかわかりませんでした。おばさんは『あんたも朝鮮の人か』と聞きました（中略）私はどうして朝鮮人はだめなのかと聞きました。おばさんは、私はいいんだけど、息子がどうしてもだめだと言うのだと言いました。」（同書より）<br /><br />　結局、家は借りられず、大きな屋敷の座敷を通ってその奥にある6畳ぐらいの部屋を使わせてもらうことになった。台所は他の家族と一緒に使う。でも、朝早く起きて食事の支度をし、夫と二人で食べるごはんは、とても嬉しかったのだという。<br /><br />　そんな二人に、２年後、一筋の光がさす。<br />　この世には、「地上の楽園」があることがわかったのだ。</p>
<p>　もう、差別にあうことなく、みじめな思いをすることなく、夫が大好きな眼鏡作りに没頭させてあげられる・・・。<br />　衣食住の何もかもが保証され、医療は無償で、好きなだけ勉強でき、人々は笑顔で指導者を称え続けている・・・そんな楽園があるというのだ。<br /><br />　みなさんは、ご存知だろうか。<br /><br />　かつて、１９５４年から１９８４年にかけて、９万３３４０人もの人々が、「地上の楽園」を信じて、日本を出て行ったことを。そのうち約６８００人が日本人であったことを。差別と絶望で圧迫した挙句の、緩やかな「民族浄化」が日本にも存在したことを。当時、この「民族浄化」は、「帰国事業」と呼ばれた。在日コリアンにとって、かの国は、異国であるにもかかわらず。そして、この「民族浄化」は、差別に苦しむ朝鮮人を救ってあげる日本人の良心の現れとして、全社会的に推進された。<br />　学校を卒業しても、仕事はない。住まいもない。社会保障もない。朝鮮人に生まれたというだけで差別にあう。だから、日本人のふりをしないと生きていけない。その日暮らしで、自分が何者であるかも語れない。嘘をつき続けることを強要され、ないないづくしの在日コリアンに、ある独裁者は、大衆を扇動して囁いてきたのだ。「私のもとには、地上の楽園がある。日本を去って、私について来なさい」と。<br />　当時、在日コリアンたちは、どんな気持ちで、独裁者の甘言に救いを求めたのだろうか。実は、そんなに想像力がいる話ではない。なぜなら、彼（女）らが味わっていた差別は、何も、遠い昔のことではないからだ。今この瞬間にも、リアルタイムに、その差別は存在し続けているからだ。<br />　「Ｙａｈｏｏ！ＪＡＰＡＮ」ニュースで、「在日」とか、「韓国」で検索してほしい。そして、書き込まれている読者のコメントを見てほしい。</p>
<p>　たとえば、「在日の苦悩演じて２０年・・・大阪の劇団が舞台「おとうとが消えた日」記念上演（読売新聞オンライン９月５日配信）に対してのコメントのいくつかを見てみよう。<br /><br />　「２０年もの苦悩、そんなに長期間、何故、不満な日本に在住しているのか、わからない。そんな人が家庭をもてばその子供たちも、表に出さなくても反日になるだろ　<br />　　う。やはり、日々、安寧できる国に戻られることが良いと思うのだが。」（dee********さんのコメント）<br />　「それ程日本が住みにくいのなら帰国する方法を考えれば良いよ」（saw********さんのコメント）<br />　「理解する必要も意味もない。周囲に不満を言うのではなく、先祖に文句を言ってください。」（gomadangoさんのコメント）<br /><br />　これは一例に過ぎない。<br /><br />　さて、時は過ぎ２０２５年。ある指導者を、大衆が、歓呼と喝采で迎え入れていた。その指導者は、大衆を前にして、思想の自由を否定する憲法を構想する自分たちが「アホだ、バカだ、チョンだ」と非難されていると声高に主張した上で、「チョンだと言ってはダメだ。今のカット！あーまた言っちゃった。」と叫び、興奮した大衆は、笑いながら拍手と喝采でそれに応えた。それだけではない。大衆は、この発言が報道で取り上げられたにもかかわらず、何ら問題にせず、２日後には、その指導者に比例区で１２．５％もの得票を与えた（６０歳以上の高齢者ではほとんど得票できず、５０歳以下で２０％近く獲得したという話もある）。いや、大衆が「何ら問題にせずに投票した」という評価は、正確ではないだろう。この指導者は、大衆を煽動するのに長けているのだ。投票日の２日前というタイミングから考えると、むしろ、大衆に効果的に訴求するタイミングを狙いすましたものと見るべきだろう。大衆は、この演説を問題にしなかったのではない。むしろ、指導者の「タブーを破る」一連の勇気ある姿勢を高く評価してあげたのだ。<br /><br />　大衆は、評価した。指導者が、在日コリアン＝「チョン」と看破した上で、「チョン」は、「アホ」や「バカ」と並列に扱ってよいと明言する姿勢を。「チョン」という言葉を使って何が悪いという開き直りを。<br /><br />　そして、大衆の支持を集めるこの指導者は、議会で一目置かれる存在になった。リベラルとされる最大野党の幹事長は、この指導者に対して「深く敬意を表し」、「懐深く、謙虚に」「誠意をもって対応したいと思っている。」と述べている。<br /><br />　賢明なＫＭＪの会員のみなさんなら、もう気づいていると思う。</p>
<p>　そう、今に至っても、この日本で「緩やかな民族浄化」には、敬意を表されうるのだ。<br />　それだけではないのだ。次の民族浄化が、「懐深く」、救いの事業として称賛されながら、再び行われる素地すら、あるのである。<br />　次の民族浄化が、どのような形で行われるのか、今、良識ある日本の市民は、固唾を飲んで見守っている。<br /><br />　さて、ＫＭＪでは、今年の夏期セミナーの講師に、齋藤博子さんを招聘する。齋藤さんは、「帰国事業」によってかの独裁国家に渡っていった、緩やかな民族浄化の生き証人である。私たちに、「アホだ、バカだ、チョンだ。あーまた言っちゃった。」と言われ続ける日本での日常がどういうものだったのか、身をもって証言してくれることだろう。<br /><br />　それだけではないのだ。齋藤さんは、人間の自由と尊厳を否定する社会の未来を、かの国での自らの体験として語ることができる、数少ない日本市民でもある。「地上の楽園」を建設していた独裁者は、「反革命分子」を弾圧し、「革命」に身を捧げることを強要し、「出身成分」で人間を階層化している。そこでは、指導者の一族でさえ、いつ「反革命分子」と断定されるのかわからず、指導者の一存だけで、即時に存在そのものが消されることは、ご承知のとおりである。齋藤さんは、地獄のようなその社会で生き抜いてきた証人でもある。<br /><br />　賢明なＫＭＪの会員のみなさんなら、百も承知だろう。「反日」を貶める現在は、特定の誰かが、何が「反日」なのかを断罪し、弾圧する未来を意味することを。「愛国」に身を捧げることを強要する現在は、特定の誰かが、自分が「真の愛国者」であると自賛し、その者に身を捧げさせられる未来を意味することを。「日本人ファースト」と称して人間を階層化する現在は、特定の誰かが、何が「非日本人」なのかを特定し、無価値とされた者を消していく未来を意味することを。<br /><br />　そして、自らがいつまでも「日本人」としていられると思い込んでいるらしい彼自身が、未来の独裁者に、「愛国者」だとか「日本人」と認めてもらえる保証などどこにもないということを。「反日」として消されうることを。<br /><br />　このことは、齋藤さんが留め置かれていたかの国での出来事を見れば、明らかであろう。<br />　こんな未来への拍手喝采は、許してはならない。人間の尊厳だけは、守ろうではないか。自由だけは、守ろうではないか。<br />　もはや、保守もリベラルもない。我々は、闘いの時を迎えた。（崔宏基・常務理事）</p>]]></content:encoded>
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		<title>“日本人ファースト”今に始まったわけではないが・・・強く“ＮＯ”と抗っていこう</title>
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		<pubDate>Wed, 03 Sep 2025 01:59:05 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　私が参加できない参議院選挙は当初の予想をはるかに上回りおぞましい結果となった。ＫＭＪ会員の皆さまもおそらく同じ思いだろう。　“日本人ファースト”をスローガンに掲げた参政党が改選１議席から１４議席まで伸ばした。比例では約 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　私が参加できない参議院選挙は当初の予想をはるかに上回りおぞましい結果となった。ＫＭＪ会員の皆さまもおそらく同じ思いだろう。<br />　“日本人ファースト”をスローガンに掲げた参政党が改選１議席から１４議席まで伸ばした。比例では約７４３万票を獲得、全体の１２．５％で野党第一党の立憲民主党と並んだ。また、社会保障制度などの問題点を外国人をスケープゴートにして批判する玉木氏率いる国民民主党も改選４議席から１７議席まで伸し、比例では約７６２万票を獲得、全体の１２．９％で、野党で最も多く票を獲得した。さらに極右を標榜する百田氏率いる日本保守党も２議席を獲得、比例は約２９８万票と全体の５％をしめた。他、議席は得られなかったが、日本保守党同様極右を標榜するＮＨＫ党が１．２％、日本誠真会が０．６％を獲得した。そして、外国人の人権政策に後ろ向きな政党として自民が２１．６％、維新が７．４％だった。これらすべてをあわせると、６１．２％となる。これに連立与党の公明の８．８％を合わせると、実に７０％となる。短絡的ではあるが、有権者（投票者）の実に７割が在日外国人に“ＮＯ”を突き付けた、と私は捉えている。<br /><br />　さてなぜ７割もの有権者が在日外国人に“ＮＯ”を突き付け、そして“日本人ファースト”を支持したのだろう。同じような現象が数十年前に起きている。２０００年代の後半から「在日特権を許さない市民の会」（在特会）などが、在日コリアンが集住する東京の新大久保や大阪の生野を中心に、猛烈なヘイトデモを行った。その時のスローガンが在日コリアンには“在日特権”があり、日本人よりも優遇されている、それを許さない、というものであった。当時、在特会は一定の支持を集め、ヘイトデモには多くの賛同者が参加した。その後、在特会を主導した桜井氏は日本第一党を結成し、地方などではある程度の議席を得たが、今回のような参政党や日本保守党ほどの支持を得ることはなかった。<br /><br />　どの点に違いがあったのだろう。“在日特権”はすべてデマであることがある程度浸透していることや、何よりも在特会の運動は、「殺せ」や「出て行け」などの露骨な差別・排外主義のもとで展開されたことにあったと考える。それは大きなカウンターを生み、ヘイトスピーチ解消法が成立し、露骨なヘイトデモは一定抑えられた。そして「殺せ」や「出て行け」は心情的に一般には受け入れがたかったのだろう。<br /><br />　一方、“日本人ファースト”は日本人にとっては、当たり前で、ソフトで、耳心地がよかった。“在日特権を許さない”は他者を露骨に攻撃しているが、“日本人ファースト”にはそのような印象をもたれにくい。あわせて、日本社会の閉塞感がある。バブル崩壊以降の「失われた３０年」で、多くの日本人は経済的停滞と将来への不安を抱えてきた。物価高が続く中、給料は上がらず、老後の不安を抱える人は８２%にも達している。経済格差も拡がるばかりで、努力しても報われないといった観念に落ち込んでいるものも多い。こうした状況下で、「外国人のせいで日本人が割を食っている」という単純な図式は、不満のはけ口として機能しやすい。「日本で日本人を優先して何が悪いんだ」ということである。ここに在特会ではなく、参政党などが大衆の支持を大きく受けた違いがあったように思う。<br /><br />　しかし、ＫＭＪ会員の皆さまも認識されているとおり、“在日特権を許さない”も“日本人ファースト”も根は同じである。参政党などの選挙運動も、社会保険や生活保護などで「外国人が優遇されている」というデマをもとに展開された。“在日特権”が“外国人特権”に代わっただけである。そして公職選挙法によって保障された“表現（差別）の自由”（あえてこう書く）をたてに、ヘイトスピーチを連発した。神谷代表の「チョン」発言、支持者による「十円五十銭と言ってみろ」などあげればきりがない。そして在特会の時と同じように日本の閉塞した社会状況がこれを後押しした。<br /><br />　つまり“日本人ファースト”は“在日特権を許さない”を耳触りの良い、大衆受けする表現に変えただけであり、その根底には日本の閉塞した社会状況の下、日本社会に構造的に組み込まれている「外国人嫌い」「差別・排外主義」が、形を変えて表出しただけである。<br /><br />　そしてもっともおぞましいのは、その主張が少なくとも有権者の３０％近くの支持を受け、それを補完する勢力もあわせて７０％が支持・共感したのが今回の参院選であった。朝日新聞の世論調査では“日本人ファースト”を４８％が評価したという結果がでている。<br /><br />　それでも多くのＮＧＯ団体や市民がこの風潮に対抗した。あまりにも気持ちが暗くなるのでハフポストで掲載されたカウンターをされた方々のコメントを紹介したい。</p>
<p>「わたしは差別に抗う。日本人ファーストは差別の煽動です」「選挙権がない外国人を差別のターゲットにして、日本人有権者の票を集めるというのは、非常に危険な行為」「プラカード１枚掲げたからといって何かが変わるわけではないですが、演説があったこの駅前は外国人も通ります。その時に、オレンジ（参政党のイメージカラー）一色ではなく、そうではない別の意見もあるということを示したかった。日本人ファーストという言葉で外国人を排除した先にあるのは、ホロコースト。いずれは様々な理由で、自分たちも標的にされる恐れがある」希望を持ちたい。<br /><br />　だが・・・選挙後、参政党の神谷代表は、“日本人ファースト”は選挙のスローガンであり、外国人を排除する意図はない、それは差別につながるとコメントしている。「チョン」発言時にもすぐに訂正・謝罪した。そう、彼の臨機応変に空気を読む対応を逆に私は恐ろしく感じている。<br /><br />　今回、一世を風靡した“日本人ファースト”。しかしご承知の通り、それは今に始まったことではない。日本が朝鮮を植民地支配してから、現在にいたるまで、常に“日本人ファースト”をもとに差別・排外主義政策がとられてきたのである。そしてこれを克服するための歴史認識の総括や在日コリアンへの戦後補償、『外国人人権基本法』や『差別禁止法』の制定そして『参政権の付与』をいまだにしないことが差別・排外主義を強化する根本的な原因なのである。</p>
<p>　“日本人ファースト”によって、出入国管理の規制強化などまた新たな差別が生み出されようとしている。“日本人ファースト”にたいして強力に“ＮＯ”と抗っていきたいと決意を新たにする。（高敬一　2025.8.4）</p>]]></content:encoded>
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		<title>宿泊拒否裁判を応援します！！在日コリアンが誇りを持て本名を名乗れる社会になるために</title>
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		<pubDate>Thu, 24 Jul 2025 06:11:17 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[　神戸在住の在日コリアン３世の女性が、宿泊を不当に拒否されたとして、５月２２日に東京都新宿区のホテル運営会社にたいして、２２０万円の損害賠償を求める訴えを神戸地裁に起こした。報道によると女性は、チェックインの際、ホテル従 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　神戸在住の在日コリアン３世の女性が、宿泊を不当に拒否されたとして、５月２２日に東京都新宿区のホテル運営会社にたいして、２２０万円の損害賠償を求める訴えを神戸地裁に起こした。報道によると女性は、チェックインの際、ホテル従業員から「旅券」または「在留カード」の提示そして日本名（通名）の記載を求められ、いずれも断ると宿泊を拒否されたという。女性は「外国籍を理由にした人種差別」であり、通名記載を求めたことは人格権の侵害にあたるとしている。<br />　女性は日本生まれで特別永住者であることから、「旅券」や「特別永住者証明書」の常時携帯義務はない。ましてや「在留カード」を保持しない。そのことを従業員に伝え、保険証や勤務先の名刺を示して日本に住所があることを伝えた。しかし従業員はその後も「旅券」などの提示を求める一方、「日本名を書くなら泊まることができる」と提案したという。本名で暮らす女性は尊厳を傷つける行為だとして断ると、宿泊を拒まれたという。<br />　さて、同じような経験をした在日コリアンは多いのではないかと思う。私も東京の某ホテルでチェックインの際「旅券」もしくは「在留カード」の提示を求められ、今回の女性と同じように対応したところ、それ以上は求められずチェックインできた経験がある。それでも不快な思いをした。私のようなケースはまれで、多くの在日コリアンは、「特別永住者証明書」を提示したり、言われるがままに通名を記載しているのではないだろうか。不快な思いをしながら・・・。　<br />　女性は「私と同じ嫌な思いを他の人にさせたくないため訴訟で問うことにした」と訴えている。彼女の英断に敬意を表したい。裁判闘争を続けていれば、時間も労力もかかる上に、各方面からいわれのないヘイトスピーチが投げかけられるだろう。裁判に対する支援体制が重要だ。</p>
<p>　さて、本件の問題点を整理しておきたい。<br />　まずは、日本に居住する在日外国人の多くが「旅券」をもって国内を移動することはないこと。日本生まれであるならば、日本国外にいくことがなければ「旅券」をつくらない方も多いだろう。つまり外国人だからといってすべての人が「旅券」を保持しているとは限らないということである。<br />　次に、特別永住者は「在留カード」ではないこと。そしてそれに代わる「特別永住者証明書」には常時携帯義務はないので、携帯していない人も多い。さらに付け加えれば、「特別永住者証明書」の提示を強要することは在日コリアンの歴史性から人権問題になる。<br />　そして、在日コリアンにとっての名前の重要さである。在日コリアンの多くは、まだまだ本名を名乗りにくい社会の中で、さまざまな葛藤を抱えている。そしてそれを乗り越え、本名を名乗っていくのである。このような状況をつくっている日本社会から「通名を名乗れば」と言われることは、自身のアイデンティティについて葛藤してきた過去とそれを乗り越え本名を名乗り、誇りを持って日本社会と向き合おうとしている在日コリアンを根底から否定する行為になる。<br /><br />　以上から、この従業員ひいてはホテルは在日コリアンの歴史性や実態をまったく理解していないことがわかる。<br />　旅館業法施行規則では、日本国内に住所を持たない外国人が宿泊する場合、ホテル側が氏名や国籍、旅券番号を確認することを規定している。一方、日本に住所のある外国人は確認の対象とはしていない。女性は事前にホテルのウェブサイトで本名と居住地住所を記載して予約をしていたので、ホテル側はあえて住所確認する必要などなかった。あえて住所確認する必要があったならば、彼女が示した保険証でも十分だったはずである。運営会社は「宿泊客の住所が国内にあるかどうかを確認するために旅券などの提示を求めただけだ。差別にはあたらない」と言ってるようだが、それならなおさら保険証でも十分だったはずである。ちなみに「旅券」では住所は確認できない。つまりホテル側は単に彼女が本名であったので、過度な本人確認を強要したのである。その背景には、外国人は信用できない、という偏見・差別意識があるのは明らかだ。<br /><br />　ここで一つ、注目しておきたい判例を紹介する。ＫＭＪでも支援したミュージシャンの趙博さんが、東京神田のホテルで「在留カード」の提示を強要され、それを断ったところ、宿泊を拒否された裁判である。２０１９年９月２５日、東京地裁で和解が成立。その内容は①被告は、原告に対し、ホテル職員の対応により原告が不快の念を持ったことに対し、謝罪の意を表明する。②被告は原告に対し、ホテルの運用を次の通り約した。（１）法令又は通達によらずに宿泊客に身分証の呈示を求める場合について、それが任意である旨明示する。（２）宿泊客が呈示を拒んだとしても、それを理由に宿泊を拒絶しない。（３）法令又は通達による場合を除き、呈示を求めた身分証の写しはとらない。全容が明らかにならず趙さんも「ほろ苦い勝利・・・」とされていたが、今回の裁判の大きな力になるだろう。</p>
<p>　何度もくり返すが、在日コリアンにたいする本人確認は、その歴史性や実情から特に配慮すべきである。「特別永住者証明書」や「在留カード」ましてや「旅券」を本人確認書類として強要することは差別である。そして通称名を強要することも同様である。<br /><br />　本裁判を通じて、ホテル側がそのことに気づき、大いに反省されることを期待する。そして、これも何度もくり返すが、当事者が全面にでて、裁判闘争などをしなければならない社会状況を一刻も早く解消しなければならない。<br /><br />　最後に、趙博さんの陳述書の一部を紹介しておきたい。「私の場合も含めて、在日韓国・朝鮮人が本名を名乗って生きていくのには、個々人それぞれ、それ相当の葛藤と苦悩と、そして当然の結果として、自負と誇りが伴います。私は、堂々と自分の民族名を取り戻し、朝鮮人として人間的誇りをもってこの国で生きているつもりです。その、己の誇るべき名前が、どうして管理の対象とされるのですか？宿泊カードに日本人風の名前を書いたら、それでいいのですか？私がこの裁判を起こした理由は、この一点に尽きます。民族名、つまり本名が監視と管理の対象とされるなら、それは『本名を名乗るな』という同調圧力以外何ものでもありません。本来、客をもて成し、人がゆっくり疲れを癒やす場であるべきホテルや旅館が、なぜそういう差別を行う必要があるのですか？即刻、改めていただきたいのです」（高敬一）</p>]]></content:encoded>
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		<title>日本敗戦８０年「特別弔慰金支給法」改正をうけて 「忘れられた皇軍」を忘れられたままにしてはならない</title>
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		<pubDate>Tue, 08 Jul 2025 05:49:47 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　「戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法の一部を改正する法律案」が、３月３１日に国会で成立した。１９６５年に創設された「戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法」に基づいて節目ごとに支給されてきた「特別給付金」を「戦後」 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　「戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法の一部を改正する法律案」が、３月３１日に国会で成立した。１９６５年に創設された「戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法」に基づいて節目ごとに支給されてきた「特別給付金」を「戦後」８０年の節目の年に継続、増額するというものだ。その主旨は「先の大戦で国に殉じた軍人軍属等の方々に思いをいたし、戦後２０年、３０年、４０年、５０年、６０年、７０年といった特別な機会をとらえ、国として弔慰の意を表すため、一定範囲の遺族（子、兄弟姉妹等）に対して特別給付金を支給」（厚生労働省）するというもの。支給内容は額面２７万５千円、５年償還の記名国債となっている。<br />　ＫＭＪは本法の改正にあたり、旧日本軍人軍属であった朝鮮人・台湾人については一切、顧みられていないことに対して、強く抗議する。「先の大戦で国に殉じた軍人軍属等の方々」は日本人だけではない。本法改正にあたり、対象外となっている旧植民地出身者の元日本軍人・軍属とその遺族も対象とすべきだ。</p>
<p><strong>「国家賠償の精神」から排除された旧植民地出身者</strong><br /><br />　１９３７年に日本が中国への侵攻を本格的にはじめた日中戦争開始の翌年より、植民地朝鮮で「陸軍特別志願兵制度」（１９３８年４月３日）が発足。以降、皇民化政策がとられ、朝鮮語授業を廃止、「皇国臣民の誓詞」の唱和、創氏改名を強要し、興亜奉公日を制定するなど、「内鮮一体」（註）の政策が推しすすめられた。それらはすべて徴兵への準備であった。１９４３年、兵役法が改正（法律第四号）され、８月１日から朝鮮に徴兵制が施行。つづいて日本で「学徒出陣」が決まった直後に、朝鮮でも学徒出陣が実施された。このようにして、日本の敗戦までに朝鮮人約１１万人が軍人として、約１２万人が軍属として旧日本軍に編入された。当時の「天皇の軍隊」は、日本人だけではなく、植民地朝鮮・台湾人などを編成した軍隊であった。<br />　１９５２年４月２８日にサンフランシスコ講和条約が発効して主権が回復すると、日本政府はただちに旧軍関係者への援護にのりだした。まず、４月３０日に、公務上の負傷もしくは疾病または死亡に関して「国家補償の精神に基き」、軍人・軍属であった者またはその遺族を援護することを目的とした「戦傷病者戦没者遺族等援護法」を制定した。この法律は４月１日に遡って適用されることになったが、「戸籍法の適用をうけない者は、当分の間、適用されない」とした。それは朝鮮人、台湾人を排除するためであった。４月１日の段階では朝鮮人・台湾人は日本国籍を保持していたからである。主権を回復した日本政府は、その出発点から戦争に動員した朝鮮人・台湾人ら旧植民地出身者を排除した援護体制を作ったのである。<br />　１９５３年８月には、占領下で恩給を廃止していた法令を廃止するという形で、軍人恩給が復活。恩給を受けとる条件は、日本国籍者であった。朝鮮人・台湾人ら旧植民地出身者は、１９５２年４月１９日の法務府民事局長通達で、日本国籍をはく奪されていた。それにもかかわらず恩給法の改正にあたっては、旧植民地出身者に留意した措置はとられなかった。その意思があれば給付対象に合める条文など、付則で入れられただろう。「国家補償の精神」から、恩給の支払いをするのであれば、徴兵・徴用した旧植民地出身者の軍人・軍属への配慮も当然必要だったのではないのか。しかし、そうした政策はとられなかった。<br />　こうして、朝鮮人・台湾人の軍人・軍属は、恩給を受けとる資格を失った。さらに、占頷下では国籍に関係なく支給されていた傷病恩給も、国籍を理由に支給されないことになった。体に傷害を受けて働けなくなった軍人や軍属たちから、傷病恩給すら奪うことになったのである。</p>
<p><strong>国家賠償を求める闘い</strong><br />　<br />　これらの取り扱いはあまりにも理不尽で差別であるとして、１９９０年代に４件の裁判が行われた。海軍軍属として徴用され、マーシャル群島で負傷した鄭商根さん。同じマーシャル群島のウオッチエ島で負傷した石成基さん。海軍軍属として勤務している時に、インドネシアのバリックパパン沖合で負傷した陳石一さん。海軍に徴用されてニューブリテン島ラバウルで働いていたが、連合軍の攻撃で負傷した姜富中さん。<br />　当事者による闘いは、裁判所を動かした。判決はすべて原告敗訴であったが、東京高裁は１９９８年９月判決で「傷痍軍属たちは日本国籍をもっている者に準じて処遇することがより適切であり、『援護法』の国籍条項や付則を改めて、在日韓国人にも『戦傷病者戦没者遺族等援護法』の適用の道を開くなどの立法をすること、また、戦傷病者には、これにふさわしい行政上の特別措置をとることが『強く望まれる』」と指摘した。また、大阪高裁は１９９９年１０月判決で「国会が、今後も何らの是正措置を行わず、その是正に必要な期間を経過したような場合」は「立法不作為が国家賠償法上の違法な行為と評価されうる」と指摘した。国が、国籍を理由にした在日の軍人・軍属への差別を続けている状態をいつまでも続け、これを是正しようとしないならば、国家賠償法上の違法な行為と見なされる、とまで述べたのである。<br />　東京高裁と大阪高裁の厳しい注文をうけて、国会は特別立法にむけて動きだした。２０００年６月７日「平和条約国籍離脱者等である戦没者遺族に対する弔慰金等の支給に関する法律」が公布された。在日の傷痍軍人・軍属とその遺族に、「人道的精神」に基づき弔慰金等を支給することを定めた法律である。それは当事者たちが求めた年金のような「国家補償の精神」にもとづいたものではなく、あくまで政府からの「見舞金」にすぎなかった。<br />　その内容は戦没者の遺族に対して２６０万円、戦傷病者の遺族にも同じ２６０万円、裁判を起こした原告たちのような本人には、見舞金２００万円の一時金と特別給付金２００万円を支給するというものであった。そして３年間の時限立法とされた。そしてこれですべて終わりとされた。今回の特別給付金からは引き続き排除されたままである。ちなみに、英国やフランス、ドイツなどは植民地出身の自国軍兵士に対しても、年金などを支給している。</p>
<p><strong>敗戦８０年「忘れられた皇軍」は忘れられたままでいいのか！！</strong><br /><br />　１９６３年、日本テレビのノンフィクション劇場で朝鮮人傷痍軍人を取り扱ったドキュメンタリー「忘れられた皇軍」が放送された。監督は故・大島渚である。翌年に東京オリンピック開催を控え、高度成長期に急速に姿をかえていく東京の街角で傷ついた身体をさらしながら歩く朝鮮人傷痍軍人たち。陳情を終えた彼らは、酒をあおった。軍歌を歌う。その最中に活動をめぐって口論も起きた。突然、ある人物が激昂し、サングラスを外した。眼球のない両目を指で開く。さらにシャツを脱ぎ、ちぎれた片腕をさらす。叫び声。眼球のない眼窩から落ちる涙。ラストにナレーションが言う。</p>
<p>「日本人たちよ、私たちよ、これでいいのだろうか。　これでいいのだろうか」</p>
<p>　朝日新聞が行った全国世論調査（2025.4.27）では、日本が戦争や植民地支配を通じて被害を与えた国や人々に、謝罪や償いを十分にしてきたかどうかについて「十分にしてきた」という回答が５８%で、「まだ不十分だ」は２９%だった。また、日本の政治家が戦争などで被害を与えた国に謝罪のメッセージを伝え続けるべきかについては、「伝え続ける必要はない」が４７%「伝え続けるべきだ」が４４%であった。<br />　ほんとうに「十分にしてきた」のだろうか。「伝え続ける必要はない」のだろうか。日本敗戦８０年、日本社会は改めて大島渚監督のメッセージを噛み締めなければならない。この問題はこれからの日本の行く末に大きくかかわってくるからである。（高敬一）</p>]]></content:encoded>
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		<title>特別永住者証明書が本人確認書類として認められない？　携帯電話会社に質問書を提出</title>
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		<pubDate>Tue, 22 Apr 2025 02:07:36 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　株式会社オプテージ（名部正彦：代表取締役社長、大阪市）が運営する携帯電話サービス「ｍｉｎｅｏ」（マイネオ）で携帯電話の契約しようとした在日コリアン２世の方が、本人確認書類に特別永住者証明書を提示したところ、それでは受け [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　株式会社オプテージ（名部正彦：代表取締役社長、大阪市）が運営する携帯電話サービス「ｍｉｎｅｏ」（マイネオ）で携帯電話の契約しようとした在日コリアン２世の方が、本人確認書類に特別永住者証明書を提示したところ、それでは受け付けられないとして契約を拒否されたと、ＫＭＪ会員より相談を受けた（在日コリアン人権相談ホットライン）。早速調査したところ、事実であったので、ＫＭＪは４月1日付けで、オプテージにたいして質問書を提出した。<br />質問書の内容は以下の通り。</p>
<p>　当センターは在日コリアンをはじめとする在日外国人の人権問題にたいする啓発・研究を行っている社団法人です。1970年代おこなわれた日立就職差別裁判闘争の勝利を契機に結成された「民族差別と闘う連絡協議会」の後継団体の一つであり、現在でもさまざまな民族差別事件に対応しています。<br />　さて、先月（3月）当センター会員より以下のような相談がありました。<br />①会員の知人（在日コリアン2世）が、御社が運営　する「mineo」で携帯電話の契約をしようとした　際、本人確認書類としてご本人が「特別永住者証　明書」を提示したところ、本人確認書類としては　認められないとして、契約ができなかった。<br />②その理由を尋ねたところ、「弊社の方針」との一　点張りで、納得できる理由をいただけなかった。<br />③本人確認書類として「特別永住者証明書」を提示　しているにもかかわらず、契約を拒否するのは人　権侵害ではないのか。<br />　会員からの相談を受け、当センターは御社の「mineo」ホームページやコールセンターに連絡を入れるなどして調査したところ、以下について確認できました。</p>
<p>①「mineo」ホームページにおいて指定されている　本人確認書類は以下の通りであった。<br />・運転免許証<br />・運転経歴証明書<br />・パスポート<br />・個人番号カード<br />・在留カード<br />・外交官等住居証明書<br />②コールセンターで、以下について確認した。<br />・「特別永住者証明書」を本人確認書類に指定しな　いのは「弊社の方針」。<br />・「運転免許証」や「個人番号カード」は可能。<br />・「在留カード」の場合は補助書類の添付が必要。</p>
<p>　旧植民地出身者とその子孫にあたる在日コリアンは、戦前の「協和会手帳」にはじまり、戦後の日本生まれであっても、指紋の押捺など常に「管理」の対象として「外国人登録証明書」（外登証）の常時携帯と提示を義務づけられ、その違反者は刑事罰を科せられました。日本の朝鮮植民地支配の犠牲者である在日コリアンにたいして過剰なまでの管理政策をおこない、人権を侵害してきたのが、外国人登録法や旧入管法であり、「外登証」でした。かつては「犬の監察票」とまでいわれました。このような理由から「外登証」は在日コリアンにとっては「差別の象徴」であり、屈辱的なものでありました。<br />　ゆえに私どもは、本人確認の際に、強制的に「外登証」の提示を求めることは、在日コリアンにたいする人権問題であるとし、それらをおこなっていた企業などに是正を求めて、改善させてきました。<br />　2012年より「外登証」が在留資格によって「特別永住者証明書」と「在留カード」に分けられましたが、それらも「外登証」（外国人登録法）の系譜を踏むことから、強制的に提示を求めることは人権問題であるとの認識をもっています。</p>
<p>　したがって、御社が在日外国人にたいして「特別永住者証明書」や「在留カード」の提示を強制していないのは、在日外国人の人権に配慮しているものと推測しています。<br />　しかしながら、「在留カード」は認めて、「特別永住者証明書」は認めないというのは理解できません。<br />　私どもは、いくつかの選択肢があり、その中から本人が「特別永住者証明書」もしくは「在留カード」を選択したのであれば、それは本人の意志であり、上述した在日外国人にたいする人権侵害にはあたらないと考えます。それを在日外国人だからといって強制することが問題なのです。<br />　今回のケースは、本人が自身の意思で「特別永住者証明書」を提示されました。法的にも機能的にもそれは「在留カード」と変わらないはずですが、御社は「弊社の方針」として拒絶、契約から排除し、本人に不利益を被むらせました。本人は「差別を受けて大変傷ついた」と感じております。<br />　日常生活に於いて、考え方の違いや誤解などから相互不信となり、トラブルに発展するケースは多々見受けられます。それが差別や偏見に繋がることもあります。そんな時こそ、率直に意見交換し、信義誠実の原則のもと、相互理解に努めることが必要ではないかと考えます。「差別を受けて傷ついた」と当事者が感じたのであれば、企業の社会的責任やコンプライアンスの観点からも、御社にはそれを受けとめ、誠実に対応する責任があるものと考えます。そのような認識の下、以下について質問しますので、ご回答いただきますようお願いします。</p>
<p>１．御社が本人確認書類に「特別永住者証明書」を　　指定しない（弊社の方針）理由について詳しく　　お教え下さい。<br />２．私どもの見解についての御社の考えをお教え下　　さい。<br />以上について、４月２５日までに文書にてご回答ください。</p>
<p>　質問書で指摘しているとおり、特別永住者証明書の強制は人権問題であるが、選択肢からは外すのは個人の「選択の自由」の権利を侵害することになるのではないだろうか。本件は、オプテージだけでなく数社確認している。まずはオプテージからその理由を詳しく聞くこととする。</p>]]></content:encoded>
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		<title>外国人をスケープゴートにした  差別・排外主義発言にたいして抗議します</title>
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		<pubDate>Tue, 22 Apr 2025 02:04:39 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　昔から政治家や有識者による、いわゆる【妄言】は日韓、日朝関係に政治的や歴史的な摩擦が起こる度に行われてきたが、最近は、日本社会がかかえるさまざまな矛盾や制度的欠陥、例えば、生活保護制度や社会保険制度などの問題点を指摘す [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　昔から政治家や有識者による、いわゆる【妄言】は日韓、日朝関係に政治的や歴史的な摩擦が起こる度に行われてきたが、最近は、日本社会がかかえるさまざまな矛盾や制度的欠陥、例えば、生活保護制度や社会保険制度などの問題点を指摘する際に、外国人をフェイク情報を基にスケープゴートにするケースが主流となっている。<br /><br />　某出版社が配信したネット記事『日本の介護保険がおいし過ぎる！「外国人“タダ乗り”」がとうとう介護保険サービスにも…いま増えている外国人利用者「日本語が全く話せない人も」』では、これまで納税や保険料の支払いが十分でない外国人が少ない滞在期間で高額な介護保険サービスを受けられてしまうとし、保育制度にも同様の問題があるとして、外国人に「付け入るスキを与える」としている。つまり現行の介護保険制度は外国人が「タダ乗り」できてしまうほど重大な欠陥があると、このライターは言いたいわけだが、中身を検証すると、このライターはほんとうに介護保険制度を理解しているのかと、疑いたくなる。ようは、外国人がありもしないのに「タダ乗り」しているかのようなストーリーをつくりあげるために、さまざまなデーターや調査結果、有識者の見解などを都合良く用いて、記事を作成しているとしか思えない内容である。これは意図していようがいまいが、外国人をスケープゴートにして排外主義を煽る差別行為であるといわざるをえない。某出版社は、この問題を指摘した移住者と連帯する全国ネットワーク（移住連）にたいして、その問題性を認め、謝罪し、当該記事を削除した。回答に物足りない部分はあるが、某出版社が真摯に対応されたのがまだ救いである。<br /><br />　一方、国民民主党の玉木雄一郎代表が、自身のX（旧ツイッター）で「今朝のウェークアップでも指摘しましたが、外国人やその扶養家族が、わずか90日の滞在で数千万円相当の高額療養費制度を受けられる現在の仕組みは、より厳格な適用となるよう、制度を見直すべきです」「現役世代が苦労して支払う社会保険料は、原則、日本人の病気や怪我のために使われるべきです」と主張した。この投稿は、玉木代表が2月15日の日本テレビ系『ウェークアップ』（土曜午前8時）に出演したときの発言が基になっている。<br /><br />　この問題を指摘した移住連は玉木代表発言の問題点として、①「90日間日本にいれば、高額療養費制度が使えてしまう」のではなく、日本に住む以上、病気になる、ならない、に関わらず、外国人にも保険料を納付する義務を課しているのが日本の医療保険制度であること。②外国人の高額療養費制度利用が保険財政を圧迫している、という事実やデータは、まったくといっていいほど存在していない。そもそも、入国して90日程度の間に高額な医療費を有する病気となる外国人が、一体どれだけいるのか。③高額療養費の問題を、外国人に対する誤った認識にすりかえ、「現役世代」である外国人も払っている社会保険料は、日本人のために使え、という驚くべき発想。これを排外主義、そして差別と言わずして何と言ったらよいのだろうか。と指弾した。<br /><br />　玉木代表の不勉強さはさることながら、この発言は明らかに外国人にたいする排外主義を煽る差別発言である。先述のライターと同じく、高額療養費制度の問題点を、外国人をフェイク情報を基にスケープゴートにして指摘したいわけだ。悪質なのは、意図的に、誤った情報を垂れ流し、外国人が「タダ乗り」して日本の医療制度を崩壊させているというデマを拡散させ、興味関心を引こうとしていることだ。この行為は、人種差別撤廃条約や日本のヘイトスピーチ解消法でも規定されている差別扇動である。さらに、社会保険料を日本人のために使えとは、あきれて物が言えない。この問題を日本のマスコミがほとんど問題視していないことも、一種の恐怖を感じる。昨今、飛ぶ鳥落とす勢いの玉木代表を批判できないということか。いやマスコミ自身にも外国人に対する人権意識が希薄になっているのだ。情けない話しだ。<br /><br />　さらに、自民党の山田賢司氏の発言も酷い。山田議員は3月3日の衆院予算委員会で、自民、公明両党が日本維新の会と合意した高校授業料無償化について、外国人を対象としないよう求めた。現行制度では国内の外国人学校やインターナショナルスクールに通う外国人も要件を満たせば公費による支援が得られるが、山田氏は無償化の対象となれば「到底、納税者の理解が得られない」と強調。前提として「よく『無償化』という言葉を使うが、正しくは『税負担化』というべきだと思っている。従来、保護者が払っていた授業料を納税者の負担に切り替えていくだけのことだと考えている」と指摘。仮に4千億円かかるとすれば国民一人当たり4千円の新たな負担だとして、「増税しないまでも、お金が余っているんだったら税金を下げてよ、という考えの人もいる」と述べ、納税者の理解を得られる制度にすべきだとの認識を示し、「是非、日本人の子供たちのより良い教育のためにお金を使っていただきたい」と述べたという。指摘するまでもないだろうが、外国人も納税者である。山田議員は納税していない外国人を無償化の対象とするのはおかしいと、主張してるわけだが、それは、あたかもすべての外国人が納税していないかのような印象操作して、この制度に注文をつけているわけだ。これも外国人をフェイク情報を基にスケープゴートにするやり口だ。とんでもない差別扇動である。<br /><br />　他にも、外国人をスケープゴートにし、生活保護制度や治安体制などを問題視する発言や文書を多く目にする。しかしどれも誤ったデーターに基づくもので、ファクトチェックされれば、すぐにその嘘がばれるものばかりだ。それでも世論はそれらの発言に反応し、影響されるのである。<br /><br />　私たちは、今一度、100年前の関東大震災時における朝鮮人・中国人大虐殺に思いを馳せるべきだ。二度とあのような凄惨な事件をくり返さないためにも、政治家や有識者などの無知、ややもすれば悪意に基づく、外国人をスケープゴートに利用した言説はやめさせなければならない。そのためにも、私たちもこれらの言説に対して、厳しく抗議していかなければならない。（高）</p>]]></content:encoded>
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		<title>日本被団協のノーベル平和賞受賞を契機に、抜け落ちた人びとにも思いを馳せよう</title>
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		<pubDate>Tue, 03 Dec 2024 08:15:51 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　さる１０月１１日、日本原水爆被害者団体協議会（日本被団協）がノーベル平和賞を受賞した。日本被団協は、１９５４年のアメリカによるビキニ環礁での水爆実験を機に広がった原水爆禁止運動の中で、１９５６年に被爆者の全国組織として [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　さる１０月１１日、日本原水爆被害者団体協議会（日本被団協）がノーベル平和賞を受賞した。日本被団協は、１９５４年のアメリカによるビキニ環礁での水爆実験を機に広がった原水爆禁止運動の中で、１９５６年に被爆者の全国組織として長崎で結成された。以降、各都道府県でも被団協が結成され、①核兵器廃絶と原爆被害への国家補償要求②日本政府、国連、諸国政府への要請行動③核兵器の廃棄、撤去、核兵器廃絶国際条約の締結④国際会議の開催、非核法の制定、原爆被爆者援護法の国家補償の法律への改正⑤被爆者対策の充実、被爆の実相の国内外への普及活動⑥原爆被害の調査・研究、出版、展示、集会、代表派遣⑦被爆者の相談・援護活動、などを行っている。<br />　今回、西側諸国の価値観に偏る傾向の強いとされるノーベル平和賞が、アメリカによる民間人大量虐殺の被害者たちに授与されたのは画期的であったといえる。<br />　受賞の理由を日本被団協が出された声明（10月28日）では、「８０年前に原子爆弾の非人道的な被害を受け、自分たちと同じ苦しみを地球上のだれにも味わわせてはならないと、今日まで一貫して核兵器の使用禁止、廃絶を求めて、自らの苦しい体験の証言を通して訴え続けてきた活動と被爆者一人ひとりの働きが高く評価された」からだとし、ノーベル平和賞委員会が「今日、核兵器が使用されかねない国際情勢のもと、核兵器は使われてはならないという規範『核のタブー』が危機に瀕し始めたことを世界に知らしめるべく、『日本被団協』に授与したことの意義を強調して」いると分析している。<br />　さて、日本被団協の受賞は大きく日本のメディアで取り上げられたが、その論調のすべてが「日本のノーベル平和賞受賞は１９７４年の佐藤栄作氏以来」と言いながら「日本の受賞」と位置づけていることに違和感を感じる。受賞したのは被爆者であり、アメリカの原爆投下の原因をつくった日本ではない。そして、何よりも被爆者の１０人に１人が朝鮮人だった事実が抜け落ちている。広島ではおよそ５万人の朝鮮人が被爆、うち３万人が死亡、長崎では２万人の朝鮮人が被爆、うち１万人が死亡したと言われている。当時、広島・長崎にこれほどの朝鮮人が暮らしていたのは、日本による朝鮮植民地支配政策が背景にあり、軍需工場などに徴用されたものも多かった。帝国臣民として被爆し、朝鮮半島に帰った朝鮮人たちは、戦後は外国人であるとしてすぐには補償が受けられなかった。日本政府は１９５７年に「原子爆弾被爆者の医療等に関する法律」、１９６８年に「原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律」を制定し、医療費と援護手当を被爆者に支給したが、対象を日本国内の居住者に限定した。日本が２つの法律を統合した「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」を改正し、日本国外に居住する被爆者が日本の在外公館を通じて援護手当を申請できるようになったのは、２００８年になってからだった。しかし、国交関係の無い朝鮮民主主義人民共和国に存在する被爆者は未だにその対象となっていない。<br />　今回の日本被団協の受賞を契機に、そこから抜け落ちた人びとに思いを馳せる契機としたい。そして、幸いなことに１１月１０日にオスロで開かれた授賞式に、韓国原爆被害者協議会のチョン・ウォンスル会長と原爆被害２世のイ・テジェ韓国原爆被害者子孫会会長が参加された。被爆当事者達はわかっているのである。（高）　</p>]]></content:encoded>
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		<title>【声明】 関東大震災時朝鮮人・中国人虐殺から１０１年目を迎えて</title>
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		<pubDate>Thu, 05 Sep 2024 05:36:54 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[　１９２３年９月１日、首都圏を襲った巨大地震により約１０万５千人の方々がお亡くなりになりました。まずは、犠牲になられたすべての方々に深く哀悼の意を表します。そして、震災直後から意図的に流布された流言・蜚語によって、何の罪 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　１９２３年９月１日、首都圏を襲った巨大地震により約１０万５千人の方々がお亡くなりになりました。まずは、犠牲になられたすべての方々に深く哀悼の意を表します。そして、震災直後から意図的に流布された流言・蜚語によって、何の罪のない朝鮮人や中国人、日本人までもが警察・軍隊や住民により組織された「自警団」などによって虐殺されました。その犠牲者数は、朝鮮人約６千人、中国人約８００人にもおよぶと言われています。今から１０１年前にこの日本社会でジェノサイドが行われたことを、まずはしっかりと記憶に留め、継承していきたいと思います。<br /><br />　さて昨年は、１００年という節目の年であったことから、追悼や真相究明にとりくむ市民団体の方々によって集会や国会前キャンドルデモ、追悼式典などがこれまで以上に力を入れて執り行われました。今年も昨年と同じく力のこもった企画が執り行われました。その成果もあってか、今年、埼玉県で行われた追悼集会に埼玉県の大野元裕知事がはじめて追悼文を送付しました。また千葉県の熊谷俊人知事はじめ、船橋、八千代、習志野、市川、鎌ケ谷の５市長がはじめて追悼集会に弔電を送りました。荒川河川敷で虐殺された朝鮮人たちの慰霊と真相究明に取り組む「ほうせんか」では、毎年行っている追悼事業を若い世代が中心となって引き継ぎ、実行されました。横浜の市民団体は、当時の官憲が虐殺の詳細を記した資料を発見し、公表しました。これらは、市民団体の皆さまが、ねばり強く活動をされてきた大きな成果です。深く敬意を表するとともに、ＫＭＪもできるかぎりの支援を継続していきたいと思います。<br /><br />　一方、残念ながら、このジェノサイドを否定し、なかったことにしたい人たちの行為も昨年と変わることはありませんでした。３選を果たした小池百合子東京都知事は、今年も追悼式典に追悼文を送りませんでした。記者会見で小池知事は「それぞれが研究されている」とし「毎年、都の慰霊堂（横網町公園内）で開かれる大法要で、震災による極度の混乱下での事情で犠牲になった方を含めて全ての方々に慰霊する気持ちを表している」と、これまでの主張を繰り返しました。<br />　日本政府も、さまざまな資料が示されているにもかかわらず、相変わらず「事実関係を把握する記録は見当たらない」の一点張りです。<br />　さらに東京での追悼行事を妨害し続けてきた排外主義団体「そよ風」は、今年の追悼式をねらって慰霊碑の爆破予告をおこない、当日の慰霊式典でヘイトをばらまきました。<br /><br />　日本政府や東京都が明確に虐殺の事実を認めないかぎりこのようなヘイト活動はなくなることはなく、さらに助長させ、非常時にジェノサイドがくり返される危機的な状況下に、現在あるといえます。</p>
<p>　ＫＭＪは１０１年を迎えるにあたって、日本社会が虐殺の歴史と真摯に向き合い、教訓化し、そして、新たなジェノサイドを発生させないために以下について求めていきます。<br /><br />１．日本政府に対して、関東大震災時の朝鮮人・中国人虐殺について真相究明のための調査を行い、謝罪をすることを求めます。<br />２．小池百合子東京都知事に対して、歴代の都知事が行ってきた朝鮮人犠牲者追悼式典への追悼文送付を再開するよう求めます。<br />３．関連する自治体にも調査するよう求めます。<br />４．日本政府に対して、新たなジェノサイドを生み出さないために、「外国人人権法」（仮）および「包括的差別禁止法」（仮）を策定するよう求めます。</p>]]></content:encoded>
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